2018年06月03日
性の多様性。まずは正確に知ることからですね
「レインボーなは宣言」
平成27年「性の多様性を尊重する都市」として那覇市が宣言を発表しました。
近年は、タレントのマツコ・デラックスさんやはるな愛さんなどに代表されるように、性別にこだわらず自身をありのままに表現し活動する方々をテレビで見る機会も多くなりました。それによって、
そういう方もいるんだな。
と、昔に比べると認知されてきたように思います。
吉田鋼太郎さん出演の「おっさんずラブ」も好評みたいですし(^^)
しかし、性の多様性と言うからには、それらは本当に多様で、一つや二つにわける事が出来るものでもないでしょう。
そして、それらを正確に知っている人は少ないはずですし、私も十分に知っている訳ではありません。
しかし、多くの方々が性の多様性についてさまざまな場面で悩まれている現状を考えると、私たちは共通の認識として「性の多様性」について知るべきだと思います。
職場や趣味の場、私たちが生活するあらゆる場面でそのような方々と接する機会はあるはずですし、知らない内に実際にもう接しているかもしれません。
配偶者控除の対象になれない、離婚時年金分割の対象になれない等、法律や制度的な壁はありますが、少なくとも精神的な面においては、そういった方々を苦しめることがないようにしていきたいと思っています。
そのためにはまず知ることからですね。
性の多様性を考えるとき、ふたつの概念を押さえる必要があります。
【総務省HPより】
♦性的指向♦
人の恋愛・性愛がどういう対象に向かうのかを示す概念
恋愛・性愛の対象が異性に向かう → 異性愛
恋愛・性愛の対象が同性に向かう → 同性愛
恋愛・性愛の対象が男女両方に向かう → 両性愛
♦性自認♦
自分の性をどのように認識しているのか。
どのような性のアイデンティティを自分の感覚としてもっているのかを示す概念(こころの性)。
多くの人は性自認(こころの性)と生物学的な性(からだの性)が一致しているが、この両者が一致しないために違和感を感じたりする。
からだの性をこころの性に近づけるために身体の手術を通じて性の適合を望む場合もある(性同一性障害)。
それを踏まえたうえで、
よく聞く LGBT とは。。
L → レズビアン(女性の同性愛者)
G → ゲイ(男性の同性愛者)
B → バイセクシャル(両性愛者)
T → トランスジェンダー(こころの性とからだの性との不一致)
なかなか複雑ですが、
LGB は、性的指向を表す
T は、性自認をあらわす
性的志向と性自認をいっしょくたんにしているのには個人的に釈然としない点もありますが、T(トランスジェンダー)は性同一性障害よりも広義に解釈されているようです。例えば、性同一性障害はこころとからだの一致を望むが、トランスジェンダーはこころとからだの一致は望まない場合もありそのうえで性的指向を考えるなど。
細かく考えていくとやっぱり難しいですが、それは性的マジョリティと言われる人々も同じです。ひとりひとり個性も違い千差万別です。
結局は、そんなカテゴリーにこだわらず性の多様性を認め性的マイノリティといわれる方々が普通の事を普通にできる社会を構築していく必要があるんだということだと思います。
さて、その上で、
労働者を雇用する事業主の皆さまにおかれましては、
性的マイノリティーの方々についても、職場において差別されることなく十分に能力が発揮できるよう、働きやすい職場環境の整備に務めて頂きたいと思うところです。
事業主として何ができるのか?
出来ることはたくさんあります。
●「LGBT相談窓口」の設置
●就業規則で「結婚」や「配偶者」の定義を変更しさまざまな諸制度を適用できるようにする
●同性パートナー、パートナーの親・子につき慶弔休暇、介護休暇、育児休暇を導入
●結婚祝金、出産祝金の支給
●ハラスメントに「性的指向」、「性同一性」を契機とすることを追加
●性の多様性について差別発言等をする場合の懲戒規程の追加
などなど (レインボーなは 性の多様性を尊重するまちづくりより)
昨今、まわりを見渡すと世の中を騒がせているさまざまな問題にタメ息が出るばかりですが、きっと今まではこれで通用したんでしょうね。
でも、そろそろ昔のままじゃダメだと気づく頃です。
さまざまな問題の噴出は、今が過渡期だと教えてくれています。
これからの時代の流れに敏感に反応していけるように、そんなお手伝いが出来たら嬉しいです。
※今回の投稿により不愉快な思いをされた方がいらっしゃいましたらお詫び致します
平成27年「性の多様性を尊重する都市」として那覇市が宣言を発表しました。
近年は、タレントのマツコ・デラックスさんやはるな愛さんなどに代表されるように、性別にこだわらず自身をありのままに表現し活動する方々をテレビで見る機会も多くなりました。それによって、
そういう方もいるんだな。
と、昔に比べると認知されてきたように思います。
吉田鋼太郎さん出演の「おっさんずラブ」も好評みたいですし(^^)
しかし、性の多様性と言うからには、それらは本当に多様で、一つや二つにわける事が出来るものでもないでしょう。
そして、それらを正確に知っている人は少ないはずですし、私も十分に知っている訳ではありません。
しかし、多くの方々が性の多様性についてさまざまな場面で悩まれている現状を考えると、私たちは共通の認識として「性の多様性」について知るべきだと思います。
職場や趣味の場、私たちが生活するあらゆる場面でそのような方々と接する機会はあるはずですし、知らない内に実際にもう接しているかもしれません。
配偶者控除の対象になれない、離婚時年金分割の対象になれない等、法律や制度的な壁はありますが、少なくとも精神的な面においては、そういった方々を苦しめることがないようにしていきたいと思っています。
そのためにはまず知ることからですね。
性の多様性を考えるとき、ふたつの概念を押さえる必要があります。
【総務省HPより】
♦性的指向♦
人の恋愛・性愛がどういう対象に向かうのかを示す概念
恋愛・性愛の対象が異性に向かう → 異性愛
恋愛・性愛の対象が同性に向かう → 同性愛
恋愛・性愛の対象が男女両方に向かう → 両性愛
♦性自認♦
自分の性をどのように認識しているのか。
どのような性のアイデンティティを自分の感覚としてもっているのかを示す概念(こころの性)。
多くの人は性自認(こころの性)と生物学的な性(からだの性)が一致しているが、この両者が一致しないために違和感を感じたりする。
からだの性をこころの性に近づけるために身体の手術を通じて性の適合を望む場合もある(性同一性障害)。
それを踏まえたうえで、
よく聞く LGBT とは。。
L → レズビアン(女性の同性愛者)
G → ゲイ(男性の同性愛者)
B → バイセクシャル(両性愛者)
T → トランスジェンダー(こころの性とからだの性との不一致)
なかなか複雑ですが、
LGB は、性的指向を表す
T は、性自認をあらわす
性的志向と性自認をいっしょくたんにしているのには個人的に釈然としない点もありますが、T(トランスジェンダー)は性同一性障害よりも広義に解釈されているようです。例えば、性同一性障害はこころとからだの一致を望むが、トランスジェンダーはこころとからだの一致は望まない場合もありそのうえで性的指向を考えるなど。
細かく考えていくとやっぱり難しいですが、それは性的マジョリティと言われる人々も同じです。ひとりひとり個性も違い千差万別です。
結局は、そんなカテゴリーにこだわらず性の多様性を認め性的マイノリティといわれる方々が普通の事を普通にできる社会を構築していく必要があるんだということだと思います。
さて、その上で、
労働者を雇用する事業主の皆さまにおかれましては、
性的マイノリティーの方々についても、職場において差別されることなく十分に能力が発揮できるよう、働きやすい職場環境の整備に務めて頂きたいと思うところです。
事業主として何ができるのか?
出来ることはたくさんあります。
●「LGBT相談窓口」の設置
●就業規則で「結婚」や「配偶者」の定義を変更しさまざまな諸制度を適用できるようにする
●同性パートナー、パートナーの親・子につき慶弔休暇、介護休暇、育児休暇を導入
●結婚祝金、出産祝金の支給
●ハラスメントに「性的指向」、「性同一性」を契機とすることを追加
●性の多様性について差別発言等をする場合の懲戒規程の追加
などなど (レインボーなは 性の多様性を尊重するまちづくりより)
昨今、まわりを見渡すと世の中を騒がせているさまざまな問題にタメ息が出るばかりですが、きっと今まではこれで通用したんでしょうね。
でも、そろそろ昔のままじゃダメだと気づく頃です。
さまざまな問題の噴出は、今が過渡期だと教えてくれています。
これからの時代の流れに敏感に反応していけるように、そんなお手伝いが出来たら嬉しいです。
※今回の投稿により不愉快な思いをされた方がいらっしゃいましたらお詫び致します