１２月２日社労士の日に生まれた女 社労士試験合格者のブログ　

こんにちは！
社労士の日(12月2日)に生まれた女 社労士試験合格者つっかーです

「ハブに咬まれて労災保険はおりるのか」

昨日は暑かったですねー
今日はちょっと寒いけど。沖縄の春なんて一瞬です。もう夏です。
てことで、こんな事をしょっちゅう考えています。

こんな事例がありますよ！
社労士試験でも問われる可能性のある重要な事例です。
受験生は要チェック


要旨
○○建設○○営業所の配管工Nは、運搬されてきた小型パイプが同営業所資材置き場に乱雑に荷下ろしされているのを整理していたが、付近の草むらにも投げ込まれていないかと草むらに探しに入ったところ、この地に生息するハブに左足部を咬まれ負傷した。


結 論
労災と認定


労災が認定されるために必要な二つのポイント…

＊業務遂行性＊
労働者が労働契約に基づいて事業主の支配下にある状態

＊業務起因性＊
傷病等が業務に起因して生じたもので、業務と傷病等との間に一定の因果関係があること


労災認定は以上のことを総合的に判断しますが、
このケースの場合、配管工は業務で使用するパイプを整理していたのですから、もちろん業務遂行性は認められます。

問題は業務起因性です。

配管工がパイプを整理していたからと言ってハブに咬まれることがあり得るのか？
ふつーはないですよね。でも、ここでのポイントは、配管工は草むらに入って行ったということ。そして、この地域にはハブが多く生息しているということ (沖縄か？？)。 それらを考えると、ハブ？あり得るねー。と、業務起因性も満たされるとして労災認定されました。


これから、暑い季節がやってきます。
外で働かれている皆さま！
熱中症や建設機械等での労働災害に充分注意し、お仕事頑張って下さいね。

そして、事業主の皆さま！
従業員の安全と健康を守ってあげて下さい

ちなみに、
労災の話とは別ですが、
那覇市の場合、ハブに咬まれて病院にかかった自己負担分のうち1万円は補助があるみたいですよ。


※ 労災の認定は個別具体的に判断されますので、この「ハブに咬まれて労災がおりた事件」はご参考程度までに